Habitaba ・ハビたば~ワタシをつくる選択と習慣~ 40代・女・ほぼ一人暮らしの私の見解。

'70年代・昭和生まれの日本女性によるブログ・実経験に基づく学びや感想を自分の言葉でつづっています。

40女のよもやま話 からだのこと

【体験談:帯状疱疹、ワタシの場合】その2:発症~2週間。皮膚科受診→抗ウイルス薬治療。

2023/06/01

2020年8月・コロナ真っただ中の夏に突如発症した『帯状疱疹』。
家にこもりがちながらも、わりと明るく元気に過ごせてると思っていたので、本当にビックリしました。

ある日突然やってきた帯状疱疹、自分がかかってみて初めて知ったこと・経験したこと(治療や症状etc.)などもろもろを、40代後半ほぼ一人暮らしの私の目線でお伝えします。

思ったより長く先が見えない治療期間、他の方のブログや日記にとても助けられました。(2020年8月末現在、まだ完治していません…(;_;))
この記事も少しでもお役に立てば幸いです。

その2・救急病院で時間外受診~ようやく専門医(皮膚科)へ。

『帯状疱疹、ワタシの場合。』の記事は長くなりそうなので、数回に分けています。

この記事=「その2」では、発症→救急病院で帯状疱疹との診断→皮膚科を受診→その後1週間の『発症から2週間前後』についてお伝えします。

なお、帯状疱疹の治療は早期に開始することが、とっても大事です。早期に適切な治療を行うかどうかが、症状の重さ、合併症・後遺症のリスクを左右するそうです。(私は医療関係者ではありませんが、これは公的サイトや病院でもらったリーフレットに書いてある情報です。)

ゆえに、『これって帯状疱疹…?』と思いながらお読みになっている方は、すぐに病院へGO!してください。




皮膚科、ワタシはこう選びました

たくさんある皮膚科、信頼できるところを選びたい…

お盆休み中の土曜の夜、救急病院の時間外診療を受診→帯状疱疹の診断を受け、抗ウイルス薬と痛み止めをもらって帰宅。お盆休み明けには皮膚科できちんと診察を受けるよう言われていた私。

近郊には皮膚科がたくさんあり、どちらに行こうか迷いました。
皮膚科の看板を掲げていても、審美(シミ取りとか)に力を入れているエステサロンっぽいところもありますが、皮膚の病気の治療 を専門的にマジメにやってる病院をピンポイントで選びたい…ただでさえ辛いのに、病院ジプシーになるのはイヤですもんね。

迷った時には学会ホームページを参考に専門医を探しています

皮膚科に限らず、こういう時に私が参考にしているのは、診てもらいたい病気の診療科の学会ホームページ
診てもらいたい症状を専門的に研究したり情報交換を行っている学会が発信している情報は信頼が持てるので、健康のことで困ったらまず参照します。

この時は皮膚科学会のサイトから、近くの専門医を探し、さらにGoogleMapのレビューなども雰囲気や込み具合を知る目安として読んだうえで、徒歩10分の古い皮膚科さんを受診することにしました。

専門医資格を維持されている=診療の質(専門性・最新性)がある程度担保されている、のでは…?と期待して。(絶対的なものではなくとも、目安になるという意味で…)




お盆休み明けの月曜日、ようやく皮膚科へ

皮膚科の先生に効果的治療のアドバイスもらう

ということで選んだ専門医さんのいる皮膚科。
お盆休み明けで患者さんが大勢押し寄せており、問診票を書いてから2時間半ほど待ちましたが(コロナ対策のため病院外で待機)、ようやく本来の診察科=皮膚科の先生に診てもらえました。

優し~くささやくような話し方が印象的な、経験豊富そうなおじいちゃん先生からいただいたアドバイスは以下の通り。
専門医だけあって、救急病院の先生からは聞いていなかった、『なるほど!へえ~!』と思うことばかりで、納得感をもって治療に取り組もうという気になりました。

皮膚科の先生からのアドバイス
【薬(飲み薬&塗り薬)について】

1・抗ウイルス薬(バラシクロビル500×2錠・7日分)は 8時間おき に飲むこと("食後"にこだわらず)

2・抗ウイルス薬は腎臓で分解される(胃腸など消化器でなく)ので、頻繁に排尿すること(我慢しないこと)

3・痛みが無くなっても薬は最後まで飲みきること

4・塗り薬(ベンダザック軟膏)は皮膚症状のあるところだけでなく、痛みやひりひり感があるところにも塗ること



【日常生活について】

1・1週間はできる限り安静に過ごすこと(外出を避けるのはもちろん、家でも料理や掃除にがんばらない、長風呂もダメ・できるだけシャワーで、とのこと。)

2・身体を冷やさない・温めすぎない・疲れないこと

3・帯状疱疹は人にうつる例もあるので、タオルの共用や皮膚接触は避けること
(注:水ぼうそうに罹ったことのない子供には水ぼうそうとしてうつりますが、罹患歴のある大人に帯状疱疹としてうつることはあまりないとされています。)

4・お肉をたくさん食べること

抗ウイルス薬と塗り薬をもらい、1週間後にまた!と帰宅

院内処方(助かる!)の病院だったので、診察後にお薬をもらいました。

もらったのは、
① 抗ウイルス薬(バラシクロビル500×2錠・7日分)
② 塗り薬(ベンダザック軟膏)
の2種。

痛み止めは救急病院でもらったのがまだあったのでこの時はもらわず、でしたが、お会計は4000円程度とけっこうお高かった…(比較的高価なお薬なのだそう。)

1週間後(お薬を飲みきる直前)の再診を指示され、帰宅しました。




皮膚科でもらったアドバイス、そのココロは?

注:以下、お薬についての記載ですが、あくまでもお医者さんがおっしゃったことをワタシ(医療の専門的無し)というフィルターを通して表現したものであることをご了承ください。(※とはいえ、それなりに裏付けはとってます!)

帯状疱疹の抗ウイルス薬は『腎臓分解』『8時間おきに服用』『飲みきる』

知らなかった!なるほど~と思ったのが、内服薬についての注意事項。

腎臓分解の薬なので、薬としての役割を終えた残留物はちゃんと排尿して体外に出さないと、腎臓に溜まって状態が悪くなりかねないのだそうです。
いつ何時も、おしっこはガマンしちゃだめ、ですね…。

また、重度の帯状疱疹の場合、入院して点滴で抗ウイルス薬を注入するケースもあるらしいです。
入院するほどでもない場合、 内服薬 という形で抗ウイルス薬を服用するわけですが、1日を通して薬の成分の濃淡差が少ないほうが効果的であるため、8時間ごと とおっしゃったのかな、と推察しました。
(実際は、『無理があれば7時間、6時間とかでもいいですけど、なるべく8時間に近づける努力をしてね』と実用的なアドバイスをしてくれました^^
※あくまでも私がかかったお医者さんのお考えなです。お薬はご自身のかかったお医者さんの指示に従って服用なさってくださいね!)

さらに、抗ウイルス薬は飲み始めてから効き目が現れるまでに2日ほどかかるそうです。症状が和らいだとしても、服用を止めず処方通り最後まで飲み続けることで抗ウイルス薬の効果がしっかり発揮できるんですね。

とにかく安静に=免疫力を回復し、ウイルスと戦うために

帯状疱疹は、発症初期に ウイルスの増殖を最小限に抑えることに焦点をおいた治療と生活 をすることで早期の症状軽減・後遺症のリスクを軽減することが期待できます。

免疫力が落ちている時に発症する病気なので、免疫力を回復させる=ウイルスをやっつける力を取り戻す ことが大事なんですね。

また、患部が冷えると痛みがひどくなるそうですが、温めようとしすぎて身体に負担がかかるのも良くないとのこと。(夏場の長風呂・高温の入浴など)
私の時真夏だったので、シャワーで済ませていましたが、冬場は冷えないような対策をしたほうがいいのかもしれません。(とはいえ帯状疱疹の発症は、夏場に多いそう。。。)

肉体面だけでなく、精神的にも安静を心掛け、身体を冷やさず温めすぎず、しっかり食べてしっかり寝る… ひとつひとつは単純ながら、実行が難しいんですよね。。。

帯状疱疹はうつる?うつらない?

病院でもらったリーフレット『帯状疱疹・こんな病気』(東京女子医大のドクター監修)には『帯状疱疹が他の人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかかったことのない乳幼児には水ぼうそうを発症させる可能性があります。』と書いてあります。

ということは、水ぼうそうにかかったことがある大人に対してはそんなに警戒しなくても?と思いきや…

診てもらった先生によると、
他の病気で入院中の高齢の患者さんが帯状疱疹を発症した際、同じ病室のほかの患者さんにもうつった、ということが実際にあったそう。
環境の問題もあるかもしれませんが、特に免疫力が低い人に対してはうつる可能性もあると思っておいたほうがいいとおっしゃいました。

医療系サイトの中にも『うつる可能性が否定できない』と書いているものが見受けられるので、同居のご家族とはタオルの共用を避けるなど、念のための対策は取っておいたほうがよさげです。(コロナの影響で一人暮らし期間だったワタシにはあまり関係がなかったのですが^^;)

『お肉を食べてね』…なぜ?と調べてみたところ

お肉を食べてね!のアドバイスはナゾだったので調べてみたところ…

 神経がウイルスに攻撃され、ダメージを受けて発症するのが帯状疱疹
  ↓
 ダメージを受けた神経を修復する効果があるのがビタミンB12
  ↓
 ビタミンB12が多く含まれるのが、お肉や魚

ということらしいとわかりました。
思えば、発症前からがっつりお肉を食べる機会が少なく、もしかしたら不足気味だったのかも…反省。




このころの症状は、ヒリヒリ&ズキッ!の2本立て

1・背中側: 皮膚の赤み&ぶつぶつ

この頃(発症から1週間前後)悩まされていた症状は、大きく分けて2種類でした。

1つめは、皮膚症状。
背骨の真上にある直径3㎝位のぶつぶつを伴う赤い部分をメインに、その右側に
小惑星軍がちらほらある感じでしたが、痒みや痛みはほとんどなく、若干チリチリする感覚がたまにあるくらいでした。

一般的には、赤い斑点が水ぶくれになり、ただれてかさぶたになり…という変化をたどるらしいのですが、私の場合はぶつぶつ部分がそのままカサカサしはじめ、だんだんかさぶた状になっていく(水ぶくれを経ず)という経過をたどりました。(幸いにも範囲が拡がっていくこともなかった。)

症状MAXだった時の画像がコチラ(ナマナマしくてごめんなさい…)↓↓↓
私の場合、皮膚症状は背中側のここだけで、拡がっていくことはありませんでした。

2・お腹側: 見た目なんともないのに、ヒリヒリ&ズキッ!と痛くてツラい!

辛かったのは、赤みや発疹など全くない お腹側 の痛みです。
右側肋骨の下からわき腹にかけて&おへその右横エリアに 皮膚に、表面のひりひりチリチリした痛みが四六時中続いていました。

そこに時折、不意に来る『ズキッ!』と突くような痛みも加わり、頻繁にこの痛みがあった時には、痛みとなかなか治らない不安感が相まって、思わず『痛いよう~痛いよう~』と半泣き状態( ノД`)になっていました。

安静を指示されていましたが、いつ来るかわからないこの痛みのせいで何もやる気がせず、だら~んと座ってひたすらAmazonプライムビデオを観て過ごすこと数日。。QOL下がりまくり…

夜だけ飲んだ痛み止めでけっこう眠れていたのが救い…

けっこう辛かったこの頃ですが、寝る前にだけ飲んでいた痛み止めのおかげでそこそこ眠れていたのが救いでした。(昼間飲んじゃダメと言われていた訳ではないのですが、ずっと薬漬けになるのがイヤだったので…)

朝起きた時には休養が取れたせいか、『症状がちょっとだけ良くなってるような気が!』と一筋の光を見た気がするのですが、午後遅くなると痛みが戻ってきて、夜になるとツラさMAX(皮膚科の先生によると夜になると疲れがたまってくるんでしょうね、とのこと)…を繰り返していました。

痛みのピークは発症から10日目前後 でした。

振り返ってみれば、私の場合、痛み(ツラさ)のピークは 発症から10日目前後、だったかと思います。

『その3』に書きますが、この後はしつこく残るじくじくした神経痛に悩まされることに。
それはそれで別のツラさがあったものの、『痛いよう~痛いよう~( ノД`)』と口をついて出るほど痛みで辛かったのはこの時期でした。(だんだん慣れた&開き直っただけかもしれないけど^^;)


その3に続きます。










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